男性のピラティスは変じゃない|元は男性発祥、効果・きつさ・気まずさの正直なところ

ピラティス 男性

男性がピラティスに通うのは変ではありません。

そもそもピラティスは、ドイツ人男性・ジョセフ・ピラティスが負傷兵のリハビリ用に開発したメソッドです。女性向けのイメージは後から広まったもの。「きつそう」「気まずそう」と感じるのも最初だけで、男女可のスタジオを選べば問題なく通えます。

この記事では、男性発祥の歴史・得られる効果・「きつい/体が硬い/気まずい」の実情・スタジオ選びまで、男性目線でまとめます。

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効果には個人差があり、施設ルールも異なるため、詳細は各スタジオの公式サイトで確認してください。

目次

結論:男性がピラティスをやるのは変じゃない(むしろ男性発祥)

「男がピラティスに行くのはおかしいのか」という不安は実際によく聞きます。結論から言うと、おかしくありません。ピラティスの歴史を確認すると、この不安はすっきりします。

ピラティスの起源

1910〜20年代、ドイツ人男性のジョセフ・ヒューベルタス・ピラティス(1883〜1967)は、第一次世界大戦中に収容所で生活する負傷兵や捕虜を対象に、リハビリのためのエクササイズを開発しました。当時の対象は男性の兵士たちです。その後、ニューヨークのダンサーや芸術家の間で広まり、現在のような女性比率の高い文化になりました。

実際に2年で180回通った男性も、「ピラティスの起源は思ったのと違っていた。ジョセフ・ピラティスが、戦争で負傷した兵士のリハビリなども目的に発明したもので、本来はさまざまな身体的状況の人に開かれたものだった」と記録しています(出典:note・大西正紀「男性だってピラティスを楽しむ」)。つまり「男性がピラティスをやるのは変か?」という問いへの答えは、歴史的に言えばむしろ逆です。

では、なぜ今は女性ばかりなのか(男性が少ない理由)

男性発祥なのに男性利用者が少ないのは、運動の中身ではなく「広まり方」が理由です。日本ではスタジオ・ウェア・情報発信が女性向けに作られてきたため、男性には情報が届きにくい状態が続きました。前述の男性も「男子禁制のスタジオが多かった。禁制でなくても“男性来るな”オーラを放つところが多い」と書いています。

逆に言えば、男性に合わないのではなく、男女可のスタジオを選べば問題はほぼ解決します。海外では男性も普通に通う運動です。

男性がピラティスで得られること(体幹・腰痛・肩こり・お腹・姿勢)

男性特有の体の課題に、ピラティスは相性が良いです。体幹の安定や慢性腰痛の改善については、医学論文を整理した解説でもピラティスの有用性が報告されています(出典:ポールスターピラティスジャパン「医学的根拠に基づくピラティスの効果」)。ただし効果には個人差があります。

体幹(インナーマッスル)の強化
ジムのウエイトトレーニングでは鍛えにくいインナーマッスル(深部の安定筋)を動かすのがピラティスの特徴です。体の「軸」が安定することで、他のトレーニングのパフォーマンスが上がったと感じる人もいます(個人差あり)。前述の男性も「信号待ちで立っているだけでも足から頭まで一本軸が通った感じになり、体幹とはこういうものかと実感した」と書いています。

腰痛・肩こりの緩和
長時間のデスクワークや重いものを持つ仕事による腰痛・肩こりに悩む男性に、ピラティスが合うことがあります。体幹が安定すると腰への負担が減り、姿勢の改善にともなって肩周りのバランスが整うためです。2年通った前述の男性は「PC仕事と運動不足で慢性的だった肩こりがなくなった」と記録しています(個人差あり。腰痛の程度・原因によっては医師への相談が先決です)。

ぽっこりお腹・内臓脂肪へのアプローチ
中年男性が気になりやすいお腹まわり。ピラティスはインナーマッスルを使うため、体型より先に姿勢・お腹の締まりが変わったと感じる人がいます。前述の男性は2年の継続で「体重67→59kg、体脂肪率22.2→17.3%、内臓脂肪レベル12→8」という変化を記録しています(個人差あり。食事・生活習慣との組み合わせが前提で、ピラティス単体で痩せると断定はできません)。

スポーツパフォーマンスへの影響
ゴルフ・野球・サーフィンなど体の回転や軸を使うスポーツで、ピラティスが補助的なトレーニングとして使われることがあります。インナーマッスルの強化が体幹の安定につながるためです(個人差あり)。

期待できる変化のまとめ

悩みピラティスで期待できる変化
腰痛・慢性的な背中の不快感体幹強化による腰への負担軽減(個人差あり)
肩こり・首のこり姿勢改善によるバランスの変化(個人差あり)
ぽっこりお腹・内臓脂肪インナーマッスルの活性化+生活習慣の見直しで変化する場合がある
姿勢の悪さ(猫背・反り腰)インナーマッスルへのアプローチで姿勢が変わりやすくなる場合がある
スポーツパフォーマンス体の軸の安定・可動域の向上
見た目の変化体型より姿勢が先に変わる傾向

男性にはきつい?体が硬くてもできる?

始める前の二大不安が「きつそう」と「体が硬いから無理そう」です。結論を先に言うと、どちらも問題ありません。

「きつい?」→ 動きは地味でも、効いている証拠
ピラティスは大きく速く動く運動ではありません。それでも「軽く見えるのにきつい」と感じるのは、普段使わないインナーマッスルにピンポイントで効いているからです。ウエイトのように高重量を扱わないぶん、運動習慣がない人でも無理なく始められ、強度はインストラクターが調整してくれます。「ふぉぉとなるのに、終わった後はむしろ元気になる」という体験談もあります(前述note)。

「体が硬い?」→ 硬い人ほどマシンが助けてくれる
体が硬くてもピラティスは問題なくできます。とくにマシン(リフォーマー)は、もともと負傷した人のために作られた装置で、体を補助・サポートする役割があります。前述の男性も「マシンピラティスは、身体の固い僕のような人でも、筋力が弱い人でもやりやすいようにできている。だからお子さんから高齢の方までできる」と書いています。柔軟性は通ううちに変わっていくものなので、硬さは始めない理由になりません。

ジム・筋トレと何が違う?どう使い分けるか

「ジムに通っているのにわざわざピラティスも行く意味があるか」という疑問は当然です。使い分けのポイントをまとめます。

比較項目ジム(ウエイト系)ピラティス
主に鍛える筋肉アウターマッスル(大胸筋・広背筋・大腿四頭筋等)インナーマッスル(多裂筋・横隔膜・骨盤底筋等)
目的筋力・筋量の増加体の安定・姿勢・可動域
関節への負荷高重量だと関節に負担がかかる場合がある負荷を調整できるため関節への影響をコントロールしやすい
有酸素運動効果ランニングマシン等で可能低〜中程度(マシンピラティスは強度を上げやすい)
初心者の始めやすさ機器の使い方の習得が必要インストラクター指導で始めやすい

使い分けの例

  • 筋肉をつけて見た目を変えたい → ジムをメインに、ピラティスで体幹と可動域を補う
  • 腰痛・姿勢改善が主目的 → ピラティスをメインに(状態によっては医師への相談が先決)
  • スポーツパフォーマンスを上げたい → スポーツ練習 + ピラティスで軸の安定を補う

ジムもピラティスも、それぞれ「得意な領域」が違います。どちらかが上位というわけではありません。

「女性ばかりで気まずい」問題のリアルと対処

男性がピラティスに通うときの最大の心理的ハードルがこれです。実際に2年通った男性(40代・建築設計)の記録が参考になります。

「当時(2022年)は、インストラクターの方々からも、他のお客さんたちからも『男性が来るんだ』というような空気を少し感じることもありました。実際、スタジオにいるのはほとんど女性で、最初は少しだけ緊張しました。でも、回を重ねるうちに、その緊張は自然となくなっていきました(中略)一度入ってしまえば大丈夫。思っているよりずっと、自分の身体に集中できる場所です。入ってしまえばなんてことはない!」
(出典:note・大西正紀、個人の体験

最初は空気を感じることもある、というのが正直なところです。ただし「入ってしまえばなんてことはない」というのが、実際に通い続けた人の結論です。ピラティスの時間は誰かに見せる・見られるためのものではなく、自分の身体の感覚を確かめていく時間なので、通ううちに性別は気にならなくなります。

なお、男女可のスタジオでは男性の参加は珍しいことではありません。気になる人向けに女性専用スタジオが別に用意されている、という住み分けになっているだけです。つまり「気まずいかも」という感覚は本人側のものであることが多く、スタジオ選びでほぼ解決できます。

気まずさを減らすスタジオ選びのポイント

  • 「男女可」と明記しているスタジオを選ぶ(サイト・問い合わせで確認)
  • 少人数制・マシン系スタジオは個別指導が多くなじみやすい
  • サーキット/セミプライベート形式は、自分の身体に集中しやすく人目が気になりにくい
  • 最初に体験レッスンで雰囲気を確認してから決める

男性が通いやすいスタジオの選び方(男女可・マシン系)

スタジオを選ぶときのチェックポイント

確認項目見るべき内容
男女対応の明記公式サイトに「男女可」「メンズ歓迎」などの記載があるか
レッスン形式少人数制・マンツーマンの方が最初は入りやすい
体験の有無入会前に雰囲気を確認できるか
マシンの有無リフォーマー等のマシン系は集中してトレーニングしやすい
インストラクターの資格主要資格(BASI・PHI等)の有無

服装は専用ウェアでなくてOK
男性も、伸縮性のあるTシャツ+ハーフパンツやレギンスなど、動きやすい普段の運動着で問題ありません。フード・ひも・金具付きはマシンに引っかかるため避けます。詳しい選び方は「ピラティスの服装と持ち物|ユニクロでOK、ただし3つだけ気をつける」にまとめています。

通う頻度・変化を感じる目安
まずは週1〜2回から始めるのが現実的です。ジョセフ・ピラティス本人は「10回で気分がよくなり、20回で見た目が変わり、30回で全てが変わる」という言葉を残しています。前述の男性も「5〜10回通うあたりで背筋が伸びる感覚に気づいた」と書いており、姿勢の変化は比較的早く、体型の変化は数か月〜の継続で表れる傾向です(個人差あり)。効果全般の目安は「ピラティスの効果は?体型・姿勢の変化と感じ始める時期の目安」も参考にしてください。

男性にも対応しているスタジオの例(料金・詳細は公式サイトで確認)

スタジオ特徴(参考)公式サイト
Rintosull(リントスル)マシン系・男性利用者の実績あり公式サイト
ピラティスK男女可・都度払い対応公式サイト
Pilates KASANE男性向けコラムを複数掲載公式サイト
URBAN CLASSIC PILATES詳細は公式サイト要確認公式サイト
TwoThree pilates詳細は公式サイト要確認公式サイト

マシンピラティスについてはこちらでも詳しく書いています。→「マシンピラティスの効果は?通う回数と体型変化の目安をまとめた

よくある質問

手ぶらで通えますか?

スタジオによります。タオル・更衣室・ロッカーの有無は事前に確認してください。初回体験の際に「持ち物はありますか?」と聞くと教えてもらえます。

週に何回通えばいいですか?

まずは週1〜2回から始めるのが続けやすいです。姿勢の変化は数回〜、体型の変化は数か月〜の継続で表れる傾向があります(個人差あり)。生活リズムに合わせ、予約不要のスタジオや隙間時間に通える環境を選ぶと継続しやすくなります。

ジムとの違いがよくわかりません。両方通う必要がありますか?

必ずしも両方通う必要はありません。目的によって主軸を決めてください。腰痛・姿勢改善が目的ならピラティスが主。筋量アップが目的ならジムが主になります。余裕があればピラティスで体幹を補う、というのも選択肢の一つです。

マシンピラティスとマットピラティス、どちらが男性に向いていますか?

体の課題(腰痛・姿勢・体幹強化)を持って通う男性には、負荷を調整でき、体が硬い人でも補助してくれるマシン系の方が合わせやすいことが多いです。ただし目的・予算・近隣スタジオの状況によります。

お住まいのエリアで男性も通えるスタジオを探す

エリア別のスタジオ比較から、男性対応のスタジオを確認できます。

ピラティススタジオ比較|エリアから探す

Fit Style編集部の見解:男性のピラティスは「変」どころか元々が男性発祥。きつさは効いている証拠、体が硬くてもマシンが補助してくれます。気まずさは“男女可スタジオ+体験”でほぼ解決。まずは週1〜2回、近所の男女可スタジオの体験から始めてみてください。効果には個人差があり、本記事は医療的効能を保証するものではありません。腰痛など体に不安がある方は事前に医師へご相談ください。

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Fit Style編集部
STORYLINE
Fit Styleでは、実際のスタジオ訪問による体験取材、公式サイト等の一次情報確認、Google口コミ調査をもとに記事を制作しています。美容・フィットネス分野の情報を継続的に調査・更新し、景品表示法およびステルスマーケティング規制に配慮したコンテンツ制作を行っています。

※ 発信掲載情報は現時点のものです。最新情報は各スタジオの公式サイトでご確認ください。
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