スタジオを調べると、ピラティススタジオが書いた記事ばかり出てきます。
当然ですがスタジオ側は、自分のところをやめてしまった人の事や理由を書くことができません。そこでピラティスStyle(Fit Style編集部)では、実際にピラティススタジオに通った200人に直接アンケートを実施しました。
最初にお伝えしておくと、やめた理由を聞いた設問でいちばん多かった答えは「やめていない」でした。200人中77人(38.5%)が今も通っています。次に続く前にこの前提を置いておきます。
この記事は、まだピラティススタジオを決めていないあなたのために書いています。データはピラティスStyle(Fit Style編集部)の独自アンケートで、ピラティススタジオから提供されたものではありません。
また、当サイトの比較記事で使っている評価の軸が「通う人の感覚とずれていないか」を確認したい、という動機もありました。
それでは、結果を見ていきましょう!
スタジオ選びは「料金」と「駅からの近さ」で決まる
現在通っている、または過去1年以内に通っていた200人に「スタジオを選ぶとき最も重視した点」を1つだけ選んでもらいました(2026年9月・クラウドワークスで募集・n=200)。

| 最も重視した点 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 料金 | 64人 | 32.0% |
| 駅からの近さ | 58人 | 29.0% |
| インストラクター | 22人 | 11.0% |
| レッスンの種類・時間帯 | 21人 | 10.5% |
| 体験レッスンの安さ | 13人 | 6.5% |
| 女性専用(または男性専用)かどうか | 12人 | 6.0% |
| 少人数制 | 9人 | 4.5% |
| シャワー・パウダールーム | 1人 | 0.5% |
「料金」32.0%と「駅からの近さ」29.0%は6人差です。誤差の幅(±6.5ポイント)が重なるため、この2つは同率1位と考えられます。どちらが上かは数字からは言えません。
注目したいのは、3位以下が大きく離れることです。インストラクター11.0%、レッスンの種類・時間帯10.5%。上位2つで61.0%を占めており、スタジオ選びは実質「いくらか」と「近いか」の2軸で決まっています。
なおシャワー・パウダールームを最重視した人は1人(0.5%)でした。設備の充実は選ぶ理由になりにくい、というのがこの調査の結果です。
体験レッスンは「1,000円まで」が半数
体験レッスンの料金がいくらまでなら申し込むかを聞きました(n=200・単一回答)。

| いくらまでなら申し込むか | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜1,000円 | 65人 | 32.5% |
| 〜2,000円 | 50人 | 25.0% |
| 0円のみ | 37人 | 18.5% |
| 金額は気にしない | 26人 | 13.0% |
| 〜3,000円 | 22人 | 11.0% |
「0円のみ」18.5%と「〜1,000円」32.5%を合わせると51.0%が1,000円までしか出さないという結果でした。2,000円まで広げると76.0%に届きます。
一方で「金額は気にしない」も13.0%います。体験料金は1,000円と2,000円の2段階が申し込みの分かれ目になりそうです。体験が3,000円を超えるスタジオは、その時点で8割以上の候補から外れる計算になります。
2人に1人が「人気の枠が取れない」
予約について困ったことを、複数回答で聞きました(n=200)。

| 予約で困ったこと | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 人気の枠が取れない | 101人 | 50.5% |
| 特にない | 79人 | 39.5% |
| 直前キャンセルができない | 23人 | 11.5% |
| 電話予約のみ | 10人 | 5.0% |
半数が「人気の枠が取れない」と答えました。「特にない」は39.5%なので、予約で困った経験がある人のほうが多いことになります。
料金やアクセスは公式サイトを見れば分かりますが、予約の取りやすさは通い始めるまで分かりません。
体験のときに「平日夜と土日の枠がどのくらい埋まっているか」を実際の予約画面で見せてもらうと、入会後の想像がつきます。
やめた理由は「通うのが面倒」と「料金が高い」で差がつかない
やめた(またはやめたくなった)理由を、複数回答で聞きました(n=200)。

| やめた・やめたくなった理由 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| やめていない | 77人 | 38.5% |
| 通うのが面倒 | 63人 | 31.5% |
| 料金が高い | 53人 | 26.5% |
| 予約が取れない | 23人 | 11.5% |
| 効果を感じない | 15人 | 7.5% |
| 契約期間の縛り | 11人 | 5.5% |
| 人間関係 | 5人 | 2.5% |
最も多いのは「やめていない」38.5%です。そのうえで、やめた理由としては「通うのが面倒」31.5%が「料金が高い」26.5%を上回りました。
ただし両者の差は10人で、誤差の幅(±6.4ポイントと±6.1ポイント)が重なります。どちらが1位かは断定できませんが、少なくとも「やめる理由は料金だけではない」ことは言えます。
「面倒」は立地と予約の話です。前の設問で「駅からの近さ」が同率1位、「人気の枠が取れない」が50.5%だったことと、ここで繋がります。
駅から10分以内なら8割が通える
駅から何分までなら通えるかを聞きました(n=200・単一回答)。

| 駅から何分まで | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜5分 | 75人 | 37.5% |
| 〜10分 | 69人 | 34.5% |
| 車で行くので距離は気にしない | 30人 | 15.0% |
| 〜3分 | 18人 | 9.0% |
| 〜15分 | 8人 | 4.0% |
「〜3分」9.0%・「〜5分」37.5%・「〜10分」34.5%を足すと81.0%が徒歩10分以内です。徒歩15分まで広げても85.0%で、ほとんど増えません。
一方で「車で行くので距離は気にしない」が15.0%います。
郊外のスタジオでは駐車場の有無が徒歩分数の代わりになる、という読み方ができます。
理想の定員は「〜5人」が最多
1クラスの定員は何人までが理想かを聞きました(n=200・単一回答)。

| 理想の定員 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 〜5人 | 63人 | 31.5% |
| 〜10人 | 57人 | 28.5% |
| 気にしない | 33人 | 16.5% |
| マンツーマン | 28人 | 14.0% |
| 〜15人 | 13人 | 6.5% |
| 〜20人 | 6人 | 3.0% |
「〜5人」31.5%と「〜10人」28.5%で、合わせて60.0%です。マンツーマン希望14.0%も加えると10人以下を望む人は74.0%になります。「気にしない」は16.5%でした。
ただし前の設問では、少人数制を最重視した人は4.5%しかいませんでした。「少人数がいい」とは思っているが、料金や立地より優先はしない——この温度差が、少人数制を売りにするスタジオを選ぶときの判断材料になります。
シャワーは「あると嬉しい」が、決め手にはならない
シャワーの有無が決め手になるかを聞きました(n=200・単一回答)。
| シャワーの有無は決め手になるか | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| あると嬉しい | 125人 | 62.5% |
| 不要 | 53人 | 26.5% |
| 必須 | 22人 | 11.0% |
「あると嬉しい」が62.5%で最多、「必須」は11.0%にとどまりました。
一方で最初の設問では、シャワーを最も重視した人は1人(0.5%)です。あれば歓迎されるが、スタジオを選ぶ理由にはならない——この2つの数字が、設備をどう扱うべきかを示しています。
入会前の不安92件|4割が「ついていけるか」
入会前に不安だったことを自由に書いてもらいました。200人中99人が記入し、「特になし」等を除いた実質92件を分類しています(1件が複数のテーマに当てはまる場合は重複して数えています)。
| 不安のテーマ | 件数 | 割合 |
|---|---|---|
| 体力・体の硬さ・ついていけるか | 40件 | 43.5% |
| 人間関係・雰囲気・インストラクターとの相性 | 30件 | 32.6% |
| 続けられるか | 23件 | 25.0% |
| 料金・追加費用・勧誘 | 18件 | 19.6% |
| 予約が取れるか | 6件 | 6.5% |
| 効果が出るか | 5件 | 5.4% |
最も多かったのは「体力・体の硬さ・ついていけるか」43.5%でした。
回答者の71.5%はマシンピラティスのみ、15.5%はマットと両方を経験しており、何らかの形でマシンを使った人が87.0%を占めます。マシンを使うこと自体への不安が、繰り返し出てきました。
体が硬く運動不足気味な状態で、マシンの操作や動きについていけるかどうかも心配でした。
マットピラティスは経験があったがマシンピラティスは初めてだったので、ついていけるかどうか不安でしたが、マシンの方が体に負担もなくて良かったです。
2番目は「雰囲気・インストラクターとの相性」32.6%。初心者が自分だけだったらどうしようという声が目立ちました。
初心者だったので、少人数のスタジオを選びましたが、周りは経験者ばかりだったらどうしようという不安がありました。
料金への不安19.6%には、表示金額そのものより「書いてある以上にかからないか」という趣旨のものが含まれます。
料金。HPに記載のある金額以上にかからないか不安でした。
体験のときに確かめておきたい5つ
- 初心者の割合:同じ時間帯のクラスに初めての人がどのくらいいるか
- 予約画面:平日夜と土日の枠がどのくらい埋まっているかを実際に見せてもらう
- 月謝以外の費用:入会金・事務手数料・レンタル代・水素水などの有無
- キャンセル規定:何時間前まで無料か、振替が繰り越せるか
- 体が硬くても受けられるクラス:初心者向けの時間帯があるか
回答者が通っていたスタジオ
通っている(通っていた)スタジオ名を自由記述で聞き、表記ゆれを統合して集計しました(n=200)。
| スタジオ | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| LAVA/リントスル(Rintosull) | 47人 | 23.5% |
| pilates K | 24人 | 12.0% |
| zen place | 19人 | 9.5% |
| CLUB PILATES | 13人 | 6.5% |
| the SILK | 11人 | 5.5% |
| SOELU | 8人 | 4.0% |
| La pilates | 7人 | 3.5% |
| URBAN CLASSIC PILATES | 6人 | 3.0% |
| ルルト | 4人 | 2.0% |
| その他(60種・個人/地域スタジオ) | 61人 | 30.5% |
最も多かったのはLAVA/リントスルで23.5%でした。リントスルはLAVAが展開するマシンピラティスのブランドなので、同一として数えています。
大手9ブランドで69.5%、残る30.5%は個人スタジオや地域密着のスタジオ(60種)でした。3人に1人は大手以外を選んでいることになります。
前回調査(2025年9月・100人)との比較
当サイトでは2025年9月にも、100人を対象に同種の調査を行っています。
設問の作りは異なりますが、重視される点は前回が「コスパ(料金の安さ)」、今回が「料金」と「駅からの近さ」の同率1位でした。いずれも料金が上位という点は共通しています。
| 2025年9月調査 | 2026年9月調査(本調査) | |
|---|---|---|
| 回答数 | 100人 | 200人 |
| 実施時期 | 2025年9月18日〜20日 | 2026年9月 |
| 最も重視された点 | コスパ(料金の安さ) | 料金 32.0%(駅からの近さ 29.0%と同率1位) |
| 設問数 | 選択式中心 | 全14問(自由記述含む) |
前回は「コスパ」という括りで聞いていたため、今回の「料金」と完全には比較できません。それでも料金が上位であり続けているという傾向は、2回の調査で一致しました。
通っていたスタジオは2年とも同じ顔ぶれ
どちらの調査でも、通っている(通っていた)スタジオ名を自由記述で聞いています。表記ゆれを統合して数え直したところ、2年とも同じブランドが1位でした。
| スタジオ | 2025年(n=100) | 2026年(n=200) |
|---|---|---|
| LAVA/リントスル | 18.0% 18人・±7.5pt | 23.5% 47人・±5.9pt |
| pilates K | 14.0% 14人・±6.8pt | 12.0% 24人・±4.5pt |
| zen place | 7.0% | 9.5% |
| CLUB PILATES | 2.0% | 6.5% |
| the SILK | 3.0% | 5.5% |
ただし読み方には注意が要ります。2025年の18.0%と14.0%は誤差の幅が重なっているため、この年だけを見て順位の差を断定することはできません。
一方2026年は23.5%と12.0%で幅が重ならず、この年については差があると言えます。
今回あらたに分かったのは、「駅からの近さ」が料金と並ぶこと、そしてやめる理由の上位が「通うのが面倒」であることです。
立地の重みは、前回調査では見えていませんでした。
調査の概要
| 調査主体 | 当サイト(story-line.co.jp/pilates) |
|---|---|
| 実施時期 | 2026年9月 |
| 方法 | クラウドソーシング(クラウドワークス)で募集したインターネットアンケート |
| 対象 | 現在ピラティススタジオに通っている、または過去1年以内に通っていた方 |
| 有効回答 | 200件(女性161人・80.5%/男性39人・19.5%) |
| 通っていた形式 | マシンピラティス143人(71.5%)/両方31人(15.5%)/マットピラティス26人(13.0%) |
| スタジオのタイプ | 女性専用118人(59.0%)/男女共用79人(39.5%)/男性専用3人(1.5%) |
| 通う頻度 | 週1が105人(52.5%)/週2が43人(21.5%)/月に数回が44人(22.0%)/週3以上が8人(4.0%) |
| 設問 | 全14問(性別/スタジオ名/タイプ/形式/最も重視した点/2番目に重視した点/体験の上限金額/理想の定員/駅からの許容時間/シャワーの要否/予約で困ったこと〈複数回答〉/通う頻度/やめた理由〈複数回答〉/入会前の不安〈自由記述〉) |
単一回答の割合は回答数200を分母にしています。複数回答の設問は合計が100%を超えます。自由記述は「特になし」等を除いた実質92件を分母にし、1件が複数テーマに該当する場合は重複して数えています。本文の±は95%信頼区間の幅です。
この調査結果は出典を明記していただければ引用・転載していただけます。引用の際は「story-line.co.jp(ピラティス比較)調べ」と記載し、本ページへのリンクを添えてください。
よくある質問
ピラティスは体が硬くても大丈夫ですか?
入会前の不安として最も多かったのが「体力・体の硬さ・ついていけるか」で、実質92件中40件(43.5%)でした。分類した不安のうち4割が同じテーマだったということです(人数ではなく記述の分類件数です)。効果を当サイトが保証することはできませんが、回答の中には「マシンの方が体に負担もなくて良かった」という声もありました。体験のときに初心者向けの時間帯があるかを確認しておくと判断しやすくなります。
ピラティススタジオは何を基準に選べばいいですか?
200人が最も重視したのは「料金」32.0%と「駅からの近さ」29.0%で、この2つで61.0%を占めます。誤差を考えると同率1位です。3位のインストラクター11.0%とは大きく離れました。まず料金と通いやすさで候補を絞り、そのあとで中身を比べる順番が、実際に通った人の選び方に近いことになります。
体験レッスンはいくらまでなら申し込まれていますか?
「0円のみ」18.5%と「〜1,000円」32.5%を合わせて51.0%が1,000円まで、2,000円までで76.0%でした。体験が3,000円を超えると、8割以上の人の申し込み基準から外れる計算になります。
やめる理由でいちばん多いのは料金ですか?
単純集計では、今回の調査で「通うのが面倒」31.5%が「料金が高い」26.5%を上回りました。ただし差は10人で誤差が重なるため、どちらが1位かは断定できません。少なくとも、やめる理由は料金だけではないと言えます。「面倒」は立地と予約のことなので、通う経路と予約の取りやすさを先に確かめておくことが対策になります。
予約は取りやすいものですか?
「人気の枠が取れない」と答えた方が101人(50.5%)で、2人に1人が予約で困った経験があります。「特にない」は39.5%でした。料金やアクセスは公式サイトで分かりますが、予約の取りやすさは通い始めるまで分かりません。体験のときに平日夜と土日の予約画面を見せてもらうのが確実です。
シャワーがあるスタジオを選ぶべきですか?
シャワーを最も重視した人は1人(0.5%)でした。「あると嬉しい」は62.5%いますが、決め手にはなりにくいという結果です。シャワーの有無で候補を絞るより、料金と駅からの距離を優先したほうが、実際に通った人の選び方には沿っています。


