今回は、「ドックフード」を購入する際に基本となる「1.料金・コスパ」「2.原材料」「3.栄養成分値」「4.添加物」「5.安全性」を徹底比較しています。
両フードの良いところ悪いところ包み隠さずお伝えしていきます。
これからどちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。
「ミシュワン（小型犬用）」と「ビタワン」を5つの項目で比較しました！
| 1.価格・コスパで比較 | 販売価格や販売ルート、かかるコスパで比較します |
| 2.原材料で比較 | フードに使われている原材料で比較します |
| 3.栄養成分値で比較 | フードの栄養価で比較しています |
| 4.添加物で比較 | 添加物などが使用されているかで比較します |
| 5.安全性で比較 | 毎日食べるものとして、安全性で比較しています |
yasu上記の５つの項目で、「ミシュワン（小型犬用）」と「ビタワン」を比較してみました。知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。
1.「ミシュワン」と「ビタワン」を価格で比較！
| ミシュワン（小型犬用） | ビタワン（最適栄養バランス） | |
| 通常価格 | 1キロ / ¥3,980（税込） | 6.5キロ / ¥2,104（税別）※調査時のアマゾン価格 |
| グラム単価 | 1グラム / 3.98円 | 1グラム / 0.32円 |
| 販売店 | 公式サイト・Amazon・楽天 | Amazon・楽天 |
「ミシュワン（小型犬用）」が1キロで3,980円(税別)。
「ビタワン」が6.5キロで2,104円(税込)となっています。
グラム単位で見ると「ビタワン」のほうが圧倒的な値段の安さがあります。
「ミシュワン」は、定期購入するとずっと3,184円（初回のみ送料無料・2回目以降770円）なのでグラム /3.18円となります。
普通のフードとプレミアムフードでは、値段は比較しようがないですが価格にこれだけの差があるのは驚きです。
2.「ミシュワン」と「ビタワン」を原材料で比較！
| ミシュワン |
| 肉類（鶏肉、馬肉、鶏レバー）、大麦、玄米、鰹節、大麦ぬか、ビール酵母、米油、卵黄粉末、まぐろ、黒米、赤米、イヌリン（水溶性食物繊維）、コラーベンペプチド、発酵調味液、玄米麹、はと麦、あわ、きび、ひえ、フラクトオリゴ糖、昆布、大根葉、ごぼう、人参、緑イ貝、乳酸菌、DHA、含有精製魚油粉末、セレン酵母、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ、むらさきいも、さつまいも、あかもく、わかめ、白菜、高菜、パセリ、青じそ、タウリン、L-トレオニン、ミネラル類（リン酸三カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅）、ビタミン類（ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム） |
| ビタワン |
| 穀類（トウモロコシ、小麦ふすま、脱脂米糠、コーングルテンフィード）、肉類（チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダー）、豆類（脱脂大豆、おから粉末）、油脂類（動物性油脂、植物性油脂（オメガ－６脂肪酸含む））、海藻粉末（ＤＨＡ源）、ビール酵母（β－グルカン源）、セレン酵母、乾燥キャベツ、オリゴ糖、カゼインホスホペプチド、ミネラル類（カルシウム、リン、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、コバルト）、アミノ酸類（アルギニン、トレオニン、メチオニン）、ビタミン類（Ａ、Ｂ２、Ｂ６、Ｂ１２、Ｄ、Ｅ、パントテン酸、コリン）、酸化防止剤（ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）、香料、バチルスサブチルス（活性菌） |
ドックフードの原材料は、先頭に書いてあるものほど多く入っています。
「ミシュワン」は、鶏肉、馬肉、鶏レバーがメイン。
「ビタワン」は、肉類の前に穀類（トウモロコシ、小麦ふすま、脱脂米糠、コーングルテンフィード）が来ているので肉類より穀物が多く入っています。
これが値段が安い理由だと思われます。
ちなみに「ミシュワン」は、アレルギーがでやすい小麦類を使わない「小麦グレインフリー」フードなので安心して与えることができます。
3.「ミシュワン」と「ビタワン」を栄養成分で比較！
| ミシュワン（小型犬用） |
| タンパク質 21.5%以上、脂質 9.5%以上、粗繊維 1.0%以下、灰分 5.9%以下、水分 10%以下、エネルギー（100gあたり） 352kcal |
| ビタワン |
| たんぱく質20.3%以上､脂質8.0%以上､粗繊維4.0%以下､灰分9.0%以下､水分10.0%以下､カルシウム1.1%以上､リン0.9%以上 350kcal/100g |
カロリーは、100gあたり「ミシュワン」が352kcal、「ビタワン」が 350kcalとほぼ変わりませんでした。
ちなみに「ミシュワン」には、犬のサプリとして有名な「アンチノール」にも入っている「緑イ貝」が入っているのが特徴です。他にも乳酸菌、ビール酵母、イヌリンが配合されています。
「ビタワン」には、腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖と活性菌と骨格づくりに欠かせないカルシウムとリンをバランスよく調整し、CPP（カゼインホスホペプチド）も配合しています。
4.「ミシュワン」と「ビタワン」を添加物で比較！
「ミシュワン」、には、愛犬に悪い影響を与えるような添加物（合成保存料・合成着色料・香料）は入っていませんでしたので愛犬に安心して与えられるフードです。
添加物が入っていない場合、気になるのが「賞味期限」ですが「ミシュワン」の賞味期限は未開封の場合、製造から1年となっています。
「ビタワン」には、成分表を見ると残念ながら気になる添加物や保存料が入っていました。
まず、動物性油脂が気になります。
使用されている「動物性油脂」がどのような動物の肉から作られているかわからないので非常に不安があります。ただ、「動物性油脂」とだけあり、内容が開示されているわけではないので非常に質の悪い肉類から作られている可能性がないとはいえません。
また、「動物性油脂」は、高カロリーを含む不安定な脂肪酸であり、加工繊維や食物繊維などの健康的な栄養素を提供しておらず、必須不飽和脂肪酸も含んでいないため、犬の体重管理にとって悪い影響を及ぼす可能性があります。
肉類も生肉ではなく、チキンミール、牛肉粉、豚肉粉、チキンレバーパウダーなどで構成されており、どのような肉からこれらが作られているのか不透明です。
着色料は使われてないようですが「香料」とあるのも気になります。
やはり、安価で購入できるフードにはそれなりの理由があるようです。
ちなみにビタワンの賞味期限は、製造日より1年半です。
ちなみにドライフードは、開封したら30日以内に与えるのが望ましいとされています。
5.「ミシュワン」と「ビタワン」を安全性で比較！
「ミシュワン」は、製造から包装まで国産の「GMP認定工場」が運営する工場で徹底的に品質管理されて作られています（※ 有機JAS認証、ISO22005認証、HACCP認証）
「ビタワン」は、日本ペットフードの静岡工場で作られています、 ISO22005認証、HACCP認証も取得していますので製造過程での安全性には問題ありません。
「ミシュワン」をおすすめの方はこんな人！
- ドライフードの食いつきの悪いワンコ
- 栄養価の高いフードを与えたい飼い主さん
- 安全な海外産のフードを与えたい飼い主さん
- 丁寧な個別サポートが欲しい飼い主さん
「ビタワン」をおすすめの方はこんな人！
- ドックフードのコストを抑えたい人
- ビタワンが好きなワンコ
まとめ
「ミシュワン」は、ヒューマングレードの食材を使った「小麦グレインフリー」のフードなので愛犬に与えてみたいですね。
「ビタワン」は、とにかくフードのコストを抑えたいぐらいのメリットしか見いだせませんでした。
製造過程の安全性には問題は無いかもしれませんが原材料を見ると自分的には、愛犬には与えたくありません。正直、何が入っているのかわかりません。
特に牛肉粉や豚肉粉は、動物の肉、内臓、骨を乾燥し、粉末にしたもので栄養素を含んでいますが、BSEや感染症、処理によるタンパク質の変性、薬剤残留などのリスクがあるため、はっきり内容物を開示していない場合には、注意をしたほうが良いと思います。
日本ベットフードは、信頼できるメーカーだとは思いますが最初から選択しない方が良いと思います。
しかし、フードのコスパが安くて助かっている飼い主や「ビタワン」が大好きで食べるワンコもいると思うので完全に否定するものではありません。
「ビタワン」を食べて長生きするワンコもいるので完全に個体差だと思いますが愛犬には、できるだけ良いものが入ったフードを食べさせたいというのが飼い主の責任なのではないかと思います。
なお、「ミシュワン」と「ビタワン」は結構比較して検討する方も多いのですが、実は「ミシュワン」と「このこのごはん」で比較する方の方が多いんです。
詳しくは「【必読】ミシュワンとこのこのごはんを購入する前に比較したい５つの項目！」にまとめましたので気になる方はぜひ読んでみてくださいね。
